2026.04.12 お役立ち情報, 不動産マル秘テク
監修:株式会社nodomaru 代表取締役 森田健宏 宅地建物取引士
宅地建物取引業 東京都知事(02)第104535号 / 全日本不動産協会 所属
豊洲移転後も、築地は「寿司の街」であり続けています。場外市場の活気あふれる旗艦店から、路地裏で仲卸が通う隠れた実力店、そして接待・記念日に使える特別な一軒まで——観光客向けの行列店だけがすべてではありません。
本記事では、中央区専門の不動産屋として日々この街を歩いている目線で、築地の寿司を「目的別」に7選として整理しました。日常使いのコスパランチから、節目の会食、24時間対応の市場めしまで、シーン別に「この店」を選べる構成にしています。
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築地で「老舗の寿司」を語るうえで、最初に名前が挙がる一軒。大正13年(1924年)創業の株式会社玉寿司が直営する、ブランドの発祥店です。2024年に創業100周年を迎え、現在は首都圏の駅ビル・商業施設を中心に直営31店舗を展開していますが、その総本山がこの築地本店です。
回転寿司ではなく、板前が対面で握る江戸前スタイルを堅持。1971年に開発した「末広手巻」は手巻き寿司の元祖としても知られます。気取らない雰囲気で、家族の祝い・接待・デート・観光と用途が広く、老舗ながら日常使いもできるのが強み。
2022年11月に2階に開業した完全予約制カウンター「鮨 本店上ル」は、店主おまかせコースのみの19席(うち6名貸切可のカウンター個室)。プレスリリースによればリピート率50%という驚異的な数字で、節目の食事にも向きます。
1階のフロアは平日ランチが予約不可なので、ふらっと立ち寄って2,000〜4,000円で江戸前を満喫できるのも魅力。
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「市場の朝に寿司を食べる」体験を、確実に・気軽に楽しめるのがこの店。2001年に日本初の24時間・年中無休寿司店として築地に開業した旗艦店で、株式会社喜代村の1号店です。
看板はマグロ。2026年1月5日の豊洲初競りで、青森・大間産243kgのクロマグロを史上最高値5億1,030万円(キロ単価210万円)で6年ぶりに落札したことでも全国的に知られています。木村清社長は「5億は想像していなかった」と語っています。
早朝の築地散策のあと、出張前の朝食、深夜の小腹満たしと、時間帯を選ばず立ち寄れるのが最大の強み。観光価格との指摘もありますが、24時間・予約不要で本鮪を握ってもらえる場所はそう多くありません。
英語対応もあるので、海外からのゲストを案内する際にも候補に。
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「築地で寿司、でも構えずに食べたい」——そんなニーズにちょうどよく応えてくれるのが、立ち食いスタイルのこの店。持ち帰り寿司「ちよだ鮨」(株式会社ちよだ鮨)系列の立ち食い本店で、1貫80円〜の明朗会計が魅力です。
築地駅すぐの立地で、仕事帰りや昼休みにサクッと立ち寄れる気軽さがあり、地元通勤者の日常使いとして定着しています。
最安「まかない丼」は海苔汁付き550円(税込)、14〜17時限定の割引もあり、コスパは築地随一クラス。立ち食いといってもゆっくり味わう人も多く、板さんが気さくで一人客・女性客でも入りやすい雰囲気です。
ちよだ鮨グループの割引券が共通利用できるのもうれしいポイント。
※現在は、一時休業中(26年6月)。すぐ近くに別館が営業中となります。
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「築地一コスパが良い場外の隠れ寿司」——そう評されるのがこの本種(旧店名「めし丸」)。場外市場の勝どき橋寄り路地に佇む個人経営の鮨・海鮮店で、仲買人や市場関係者も日常的に通う実力店です。
カウンター5席+奥にテーブル席という小ぢんまりした構えで、店主との距離が近く、駄洒落混じりの会話を楽しみながら食べられる雰囲気。観光客の足が届きにくい立地だからこそ、住人視点で押さえておきたい一軒です。
にぎり1.5人前(1,700円)は車海老を中心に放射状に握りが盛られ、マグロが2貫入る贅沢な構成。シャリは熟成が効いてむちむちで、ネタも大きく満足度が高いと評判です。
カウンターは一人客向き、テーブルはランチ相席。住人らしい「使い方」が成立する店です。
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築地で「接待・記念日」を考えるなら、最有力候補に挙がるのがこの店。築地2丁目の路地裏にある古民家を改装した高級鮨店で、カウンター6席+テラス席+2階個室を備えます。一休.comレストランで総合評価4.84(54件)・ランク「最高」と、エリア内で頭ひとつ抜けた評価を得ています。
おまかせコース中心で、先付から甘味まで丁寧な構成。和の隠れ家らしい静けさと、大将との程よい会話の距離感が、特別な日にちょうど良い空気感をつくります。
新富町駅・築地駅から徒歩2分というアクセスの良さもポイント。個室があるので、接待・両家顔合わせ・誕生日など「席種を選びたいシーン」にも対応できます。
未就学児不可(15歳未満はランチのみ)という運用は、逆に言えば「静けさが保証された空間」とも言えます。
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「築地で本気のマグロを、観光価格でなく食べる」——その答えとして真っ先に挙がるのがこの店。豊洲市場のまぐろ専門仲卸「鈴富」(1963年創業)の直営店で、2009年に築地場外でカジュアル業態を開業した本店です。
晴海通りを一本入った静かな立地で、平日ランチが特にお得。まぐろ切り落とし漬け丼が770円、にぎり1.5人前(10貫+巻物・いくら付)が1,430円と、3,000円以下で満足度の高い選択肢が揃います。
仲卸直営ならではの熟成マグロが看板。シャリは小さめで食べやすく、観光地の喧騒から離れた静かな空間も住人視点では大きな強みです。
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築地場外で「行列必至」と言えば、まず名前が挙がるのがこの店。2007年開業のカウンター主体の人気店で、場内市場時代から「場内の寿司大、場外のすし大」と並び称されてきた実力派です(豊洲場内の漢字「寿司大」とは別経営)。
産地を一品ずつ丁寧に説明しながら出すスタイルが特徴で、ボリビア産岩塩使用、天然ネタへのこだわりなど、観光地価格ながら味は本物。月〜土は10:30〜翌5:00と長時間営業で、深夜帯も狙えます。
「店長おまかせ握り」(おきまり10貫+お好み1貫、玉子・お椀付)がコスパ良。威勢の良い掛け声と、産地の説明を聞きながら食べる江戸前の体験性が、満足度を支えています。
ただし行列必至・予約不可・現金のみという「玄人ルール」があるので、初訪問前に流れを把握しておきたい一軒。
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| 店名 | 目的 | 価格帯(税込) | 予約 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 築地玉寿司 築地本店 | 老舗の格式 | 昼2,000〜4,000円 | 可(平日昼は不可) | 大正13年創業の発祥店、末広手巻の元祖 |
| すしざんまい 本店 | 早朝寿司 | 1,000〜3,000円 | 不要 | 24時間・年中無休、初競り最高値の本鮪 |
| 築地 すし兆 本店 | 立ち食い | 1,500〜2,000円 | 不可 | 1貫80円〜、仕事帰り・一人客向き |
| 本種 | カウンター対話 | 1,200〜2,000円 | 不可 | 仲買人も通う路地裏の隠れ家 |
| 鮨 しづめ | 接待・記念日 | 昼12,000円〜/夜15,000〜29,999円 | 要予約 | 古民家・個室・おまかせコース |
| つきじ鈴富 すし富 本店 | コスパランチ | 770〜2,000円中心 | 当日可 | 仲卸直営の熟成マグロ、漬け丼770円 |
| 築地すし大 本館 | 行列必至の名店 | 昼2,000〜3,000円/夜5,000円 | 不可 | 場外の超人気店、現金のみ |
築地場外市場は、観光地でもあり「食のプロが仕入れに来る職場」でもあります。日常使いするなら、最低限のマナーは押さえておきたいところです。
最後に、住人視点で築地の寿司を整理するとこんな構造で捉えられます。
豊洲移転後も、築地場外には約460店舗が並ぶ食の街として活気が残っています。マグロ仲卸直営店が多く、本鮪・熟成マグロのレベルが高いのが築地の土地柄。一方で近年はインバウンドで観光価格化が進み、地元客が通う良店ほど路地裏・新富町側に分散する傾向が強まっています。
「観光客の行列だけが築地の寿司ではない」——本記事の7軸で、日常使いから記念日まで、ちょうどよい一軒を見つけていただけたら嬉しいです。
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CHUO-KU / TSUKIJI
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