【月島もんじゃ7選】老舗・行列店・隠れ家まで目的別に厳選

監修:株式会社nodomaru 代表取締役 森田健宏 宅地建物取引士

宅地建物取引業 東京都知事(02)第104535号 / 全日本不動産協会 所属

「もんじゃを食べに月島へ」――多くの人が思い浮かべる、下町グルメの代名詞。月島西仲通り商店街(もんじゃストリート)には約75店のもんじゃ専門店が集積する、国内最大級のもんじゃ集積地です。

ただ、どの店に入るか決めずに来ると、選択肢の多さに迷ってしまう街でもあります。老舗の風格ある店、行列必至の話題店、変わり種メニューの創作店、路地裏の隠れ家――同じ「月島もんじゃ」でも、店の性格はそれぞれ大きく違います。

本記事では、中央区専門の不動産屋として日々この街を歩いている目線での月島もんじゃ7選を、老舗・行列店・海鮮・変わり種・地元・観光・隠れ家のカテゴリ別に整理しました。

この記事でわかること

  • 老舗・行列店・隠れ家まで目的別に選べる月島もんじゃ7店
  • 月島もんじゃの歴史ともんじゃストリートの成り立ち
  • もんじゃの由来・お好み焼きとの違い・基本的な食べ方
  • 各店の住所・営業時間・価格帯・予約可否・関連リンク
  • 目的別クイック早見表

月島もんじゃの歴史ともんじゃストリートの成り立ち

戦後の駄菓子屋文化から、地下鉄開通で観光地へ

月島は幕末〜明治期に隅田川河口の砂州を埋め立てて造られた土地で、1891〜92年(明治24〜25年)頃に成立しました。戦前から工場・倉庫が多く労働者が集住し、子どもが集まる駄菓子屋でもんじゃが親しまれていたのが、月島もんじゃの源流です。

月島もんじゃ振興会協同組合の公式資料によれば、昭和30年代には僅か4軒だったもんじゃ焼店は、平成に入る頃から急増し、平成9年(1997年)4月には現在の「もんじゃストリート」の原型が形成されました。転機になったのが1988年6月8日の営団地下鉄有楽町線月島駅開通とバブル景気で、他業種からの転業組が相次ぎ、現在のような「もんじゃ街」に発展したとされています。

もんじゃストリート(月島西仲通り商店街)の現在

月島もんじゃ振興会は平成9年(1997年)4月に28店の店主が集まり発足、平成14年(2002年)9月に協同組合化。令和元年(2019年)6月には加盟54店舗(34社)に発展し、通りには約75店のもんじゃ専門店が軒を連ねます。通りは駅寄りから壱番街・弐番街・参番街・四番街に分かれ、それぞれ店の性格も少しずつ異なります。

もんじゃの基礎知識:由来・お好み焼きとの違い・食べ方

由来:江戸期の「文字焼き」がルーツ

もんじゃ焼きのルーツは江戸時代。水で溶いた小麦粉を鉄板の上に垂らし、文字や絵を描いて焼いて遊びながら食べたことから「文字(もんじ)焼き」と呼ばれ、これが訛って「もんじゃ焼き」になったとされます。1819年発行の葛飾北斎『北斎漫画』には、子どもたちに文字を焼いて食べさせる「文字焼屋」が登場しており、江戸期からの下町文化として続いてきました。

お好み焼きとの違い:生地の水分量

もんじゃ焼きは、お好み焼きより生地の水分が圧倒的に多く「ゆるい/サラサラ」なのが最大の特徴です。お好み焼きが生地を厚く焼いてひっくり返し、切り分けて食べるのに対し、もんじゃは鉄板に薄く広げ、固まりきらないトロトロの状態を小さなヘラでこそげ取って食べるスタイル。歴史的にはもんじゃ焼きが先に生まれ、これが関西へ伝わってお好み焼きへ発展した、という説もあります。

ヘラの使い方・食べ方の基本

  • ① 大きいヘラで具(キャベツ・肉・海鮮など)だけを先に炒める
  • ② 炒めた具でリング状の「土手」を作り、中央に出汁(生地の汁)を流し込む
  • ③ グツグツと煮立ったら土手を崩して全体を混ぜ、鉄板一面に薄く広げる
  • ④ 小さいヘラ(「はがし」)で鉄板に押し付けるように少しずつこそげ取って食べる

 

パリッと焼けた「おこげ」部分と、トロッとした部分の食感差を楽しむのが醍醐味です。多くの店では店員が焼いてくれるサービスがあるので、初めてでも安心して楽しめます。

① 近どう 本店|老舗の代表格|昭和25年創業・月島最古参

昭和25年(1950年)創業、月島最古参のもんじゃ店。駄菓子屋の一角でもんじゃを焼いていた時代からの由緒ある店で、月島もんじゃの歴史を体感できる一軒です。もんじゃストリート参番街に位置し、家族連れやグループでの利用が中心。

老舗らしい温かいサービスで、店員が焼いてくれるスタイル。初めての月島もんじゃなら、まずここへ足を運ぶのが鉄板の選択肢です。

おすすめメニュー

  • 特製近どうもんじゃ 1,980円(生いか・生えび・たこ・牛肉・切りいか・桜えび・そば・コーン入り)
  • もちチーズ明太子もんじゃ
  • 特製あんこ巻き(デザート)

 

基本情報

  • 住所:東京都中央区月島3-12-10(もんじゃストリート参番街)
  • 最寄駅:東京メトロ有楽町線「月島駅」5番出口 徒歩5分/都営大江戸線「月島駅」8番出口 徒歩8分
  • 営業時間:月〜金 17:00〜22:00(L.O.21:30)/土日祝 11:30〜22:00(L.O.21:30)
  • 定休日:年末年始のみ(実質無休)
  • 価格帯:昼1,000〜1,999円/夜2,000〜2,999円
  • 予約:可(2名〜、電話03-3533-4555、ホットペッパー等)
  • 注意点:週末は行列/平日は17時からの営業(昼営業は土日祝のみ)

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② まぐろ家 月島本店|駅徒歩3分の穴場|豊洲直送マグロが売り

駅徒歩1〜3分と好立地ながら比較的入りやすい、宴会・貸切対応の一軒家店。マグロなど豊洲直送の海鮮が売りで、もんじゃ専門というより「海鮮・鉄板焼き居酒屋的な使い方」もできる懐の深さがあります。

昭和レトロな一軒家で、著名人の来店実績も多数。2階座敷は20〜30名で貸切可、全館では〜60名まで対応する規模感で、昼飲み・家族・宴会シーンにも向きます。

おすすめメニュー

  • まぐろもんじゃ
  • 本まぐろカマトロ刺身
  • コンビーフカレーもちチーズもんじゃ
  • 宴会コース(飲み放題付き)

 

基本情報

  • 住所:東京都中央区月島3-7-4
  • 最寄駅:月島駅10番出口 徒歩3分(駅徒歩1分との表記もあり)
  • 営業時間:11:30〜23:00(L.O.22:15)
  • 定休日:年中無休
  • 価格帯:昼2,000円前後/夜(宴会)4,000円前後
  • 席数:54席(2階座敷は20〜30名貸切可、全館〜60名)
  • 予約:可(電話03-3531-8600、ネット予約対応)

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③ もへじ 本店|海鮮系の筆頭|築地魚問屋150年の直営店

創業明治4年(1871年)、約150年続く築地魚河岸(魚問屋)直営のもんじゃ店。8種の魚介+鶏ガラの特製出汁と新鮮海鮮が最大の武器で、月島もんじゃ界の有力チェーンの旗艦店です。

系列に総本店・はなれ・はなれのはなれ・おこげがあり、本店は3-16-9のリノスタイル月島1F。週末・GWは2時間近い行列も珍しくなく、月島もんじゃの観光地化を象徴する一軒でもあります。

おすすめメニュー

  • 明太もちもんじゃ 1,958円(+チーズ330円)
  • 海鮮もへじスペシャル
  • いか墨もんじゃ
  • 生本鮪の頬肉焼き

 

基本情報

  • 住所:東京都中央区月島3-16-9 リノスタイル月島1F(※もへじ総本店は月島3-5-5と別店舗)
  • 最寄駅:月島駅10番出口 徒歩3〜4分
  • 営業時間:平日11:00〜23:00/土日祝10:30〜23:00(フードL.O.22:00)
  • 定休日:不定休
  • 価格帯:昼1,000〜1,999円/夜3,000〜3,999円
  • 予約:本店は完全予約制との情報あり(総本店・はなれは先着順)/要電話確認
  • 注意点:週末・GWは2時間近い行列/系列店との混同注意

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④ もんじゃ 蔵|変わり種の行列店|白ソースのクリーム系もんじゃ

ホワイトソース(クリームソース)ベースのもんじゃが看板の人気行列店。ドリアもんじゃ、サーモンクリームもんじゃなど創作系メニューが豊富で、月島の中でも異色のポジションを確立しています。食べログのホットレストラン受賞店でもあります。

白基調の広く清潔な店内で、家族連れ・カップル・グループ向け。荷物用ビニール袋の心遣いもあり、細やかなサービスが人気の理由の一つです。

おすすめメニュー

  • 蔵スペシャルもんじゃ(かに・海老・たこ・あさり・ほたて・いか入り)
  • 豚クリームもんじゃ
  • めんたい海老クリームもんじゃ

 

基本情報

  • 住所:東京都中央区月島3-9-9
  • 最寄駅:東京メトロ有楽町線「月島駅」7番出口/都営大江戸線「月島駅」10番出口 徒歩約3分
  • 営業時間:11:00〜23:00(土日祝は10:30〜との情報も)
  • 定休日:無休(12/31・1/1のみ休)
  • 価格帯:昼1,000〜1,999円/夜2,000〜2,999円
  • 席数:全72席(半個室最大12名)
  • 予約:可(電話03-3531-5020、ネット予約対応、車椅子・ベビーカー可)
  • 注意点:もんじゃストリート随一の行列店/週末は30分〜1時間待ちも

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⑤ 好美家(よしみや)|元祖の下町スタイル|昭和29年創業・地元民の店

昭和29年(1954年)創業。もんじゃストリートで「一番歴史のあるもんじゃ店」を掲げる元祖的存在で、2024年で創業70周年を迎えた老舗です。昔ながらのソース味と家庭的雰囲気で、地元に長く愛されてきました。

木目調の落ち着いた店内で、右手テーブル・左手座敷という下町の間取り。半個室風座敷もあり、ノリのいい店主が焼いてくれる下町スタイルが健在。四番街(勝どき駅寄り)に位置し、観光客の喧騒から少し離れた場所にあります。

おすすめメニュー

  • 特製もんじゃ 1,400円(豚肉・イカ・麺入りの定番ミックス、創業以来の味)
  • 特製塩ダレもんじゃ 1,400円(豚・イカ・桜エビ・麺の塩味)
  • 特製醤油もんじゃ 1,400円
  • 明太子もちチーズもんじゃ 1,600円
  • ベーシックもんじゃ 900円

 

基本情報

  • 住所:東京都中央区月島3-15-10
  • 最寄駅:東京メトロ有楽町線・都営大江戸線「月島駅」徒歩5分(勝どき駅寄り/四番街)
  • 営業時間:平日(月・水〜金)17:00〜22:00(L.O.21:30)/土日祝16:00〜22:00〜22:30(L.O.21:30)
  • 定休日:火曜・第4月曜
  • 価格帯:2,000〜3,000円
  • 予約:可(電話03-3531-7061、ネット予約対応)
  • 注意点:平日は夜のみ営業/火曜・第4月曜定休に注意

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⑥ だるま 月島本店|観光人気の古民家|昭和初期建築のレトロ空間

昭和初期の古民家を改装したレトロな雰囲気で観光人気の高い店。月島もんじゃストリートに3店舗、さらにスカイツリー・浅草にも展開する有力チェーンです。西仲通り商店街四番街に位置し、勝どき駅からもアクセス可能。

昭和レトロな古民家、ボックス席あり。観光客・カップル・女子会・家族向けで、店員が焼いてくれるサービスは初心者にも安心。豊洲・築地直送の海鮮を使用しています。

おすすめメニュー

  • もち明太子チーズもんじゃ
  • だるまくんもんじゃ
  • いかづくしもんじゃ
  • えびづくしもんじゃ
  • 和風出汁・鶏ガラ出汁の2種から選択可

 

基本情報

  • 住所:東京都中央区月島3-17-9(西仲通り商店街四番街)
  • 最寄駅:有楽町線・都営大江戸線「月島駅」7番出口 徒歩3分/都営大江戸線「勝どき駅」A1出口 徒歩3分
  • 営業時間:月〜金・祝前日 11:30〜23:00/土日祝 11:00〜23:00(L.O.22:00、ドリンクL.O.22:30)
  • 定休日:年中無休
  • 価格帯:昼〜夜 2,000〜3,000円台
  • 席数:44席(貸切30〜44名)
  • 予約:可(コース2,500円〜、ネット予約対応)
  • 注意点:クレジットカード各種可

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⑦ もんじゃ 来る実(くるみ)|路地裏の隠れ家|親子経営・約80種のメニュー

もんじゃストリート参番街の路地裏にある、親子で切り盛りするアットホームな隠れ家店。常連中心の知る人ぞ知る名店で、観光客向けの大型店とは対極のポジションにあります。

花好きの女将が営む、玄関・店内に花を飾った清潔で家庭的な空間。入口には看板猫がいて、1人・カップル・少人数向けの落ち着いた時間が過ごせます。もんじゃの種類は約80種あり、焼き方も丁寧に教えてくれる指導的なスタイル。

おすすめメニュー

  • 甘えびもんじゃ(築地仕入れの甘えび5〜6本入り、頭と尻尾は焼いてせんべいに)
  • ツナトマトチーズもんじゃ
  • 約80種のもんじゃバリエーション

 

基本情報

  • 住所:東京都中央区月島3-8-5
  • 最寄駅:月島駅 徒歩約5分(駅から約340m)
  • 営業時間:11:30〜23:00頃(要確認)
  • 定休日:月曜
  • 価格帯:夜3,000〜3,999円
  • 席数:ボックスシート完備(荷物収納付き)
  • 予約:可(電話03-3531-5733)
  • 注意点:路地裏で見つけにくい/人気メニューは店員が焼いてくれる

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月島もんじゃ「目的別」クイック早見表

目的おすすめ店予算目安
老舗で月島もんじゃの歴史を体感① 近どう 本店2,000〜2,999円
駅近で並ばず入りたい/宴会利用② まぐろ家 月島本店2,000〜4,000円
海鮮系の本気ラインを味わう③ もへじ 本店3,000〜3,999円
変わり種・クリーム系で新体験④ もんじゃ 蔵2,000〜2,999円
元祖の下町ソース味/地元の空気⑤ 好美家2,000〜3,000円
古民家レトロで観光気分⑥ だるま 月島本店2,000〜3,000円台
路地裏の隠れ家で少人数デート⑦ 来る実3,000〜3,999円

月島もんじゃを楽しむための3つのコツ

① ピーク時間を外す

もへじ本店・蔵・だるまなどの人気店は、週末12〜14時・18〜20時のピーク帯は行列必至。開店直後の11:00〜11:30、または遅めの15〜17時が狙い目です。

② 決済手段を事前確認

キャッシュレス対応は店により大きく異なります。現金のみの店も残っているので、事前に確認しておくと安心です。

③ 価格の観光地化を理解しておく

かつてはB級グルメの代表格でしたが、現在はもんじゃ1枚1,500〜2,000円超も珍しくない価格帯へと移行しています。「昔の値段」を期待して行くとギャップが大きいので、あらかじめ心づもりをしておきましょう。

まとめ

月島もんじゃは、江戸期の駄菓子屋文化から下町の観光食へと発展した、他に類を見ないグルメ体験です。老舗・行列店・変わり種・隠れ家――目的とシーンに合わせて店を選ぶことで、月島の街全体の面白さが立ち上がってきます。

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