2026.05.23 お役立ち情報, 不動産マル秘テク
監修:株式会社nodomaru 代表取締役 森田健宏 宅地建物取引士
宅地建物取引業 東京都知事(02)第104535号 / 全日本不動産協会 所属
これから中央区で同棲を始めようとしているカップル。
「2LDKの家賃を見て、ちょっと現実を突きつけられた」——そんな経験、ありませんか?
中央区の2LDKは、相場で言うと月30〜40万円。いわゆるパワーカップルと呼ばれる大手企業勤務の20〜30代カップルでも、ここに手を出せる人はかなり限られてしまいます。「2LDKはまだ無理かも、じゃあ1LDKかな…でも狭くて大丈夫?」と迷っている方は、本当に多いです。
結論から言うと、中央区で同棲を始めるカップルの大多数が、35〜40㎡の1LDKで普通に成立させています。「狭いからやめたほうがいい」なんて話ではまったくないんです。
ただ、上手くいくカップルの物件には、ちゃんと共通点もあります。本記事では、中央区の現場で僕らが見てきた「1LDK同棲を成功させているカップルが選んでいる物件の共通点5つ」を、リアルな現場目線でお話しします。
中央区の家賃は、エリアと築年で幅がありますが、ざっくりこんな感じです。
| エリア | 1LDK | 2LDK |
|---|---|---|
| 八丁堀・人形町 | 20〜25万円 | 28〜35万円 |
| 月島・勝どき(タワマン含む) | 25〜30万円 | 32〜45万円 |
| 銀座・京橋徒歩圏 | 28万円〜 | 40万円〜 |
| 中央区平均レンジ | 22〜28万円 | 30〜40万円 |
2LDKを月35万円で借りるには、合算手取りで月100万円超のラインがほしいところ。20代後半〜30代前半のカップルで、両方とも大手企業勤務でも、ここに到達しているのはごく一部という印象です。
つまり、中央区で同棲するなら1LDKが現実的な選択肢。これは「妥協」ではなく、「中央区を選んだうえで、現実に最適な選び方」です。
アットホームの調査では、同棲カップルの現在の間取り1位は1LDK(33%)、理想の間取り1位は2LDK(45%)。「理想と現実にギャップがある」と紹介されることが多いデータです。
ただ、僕らから見ると、これは「みんな1LDKで失敗している」という話ではありません。みんな現実をちゃんと見て、1LDKを選んでいるという話なんです。理想の2LDKに住めれば最高だけど、家賃で月10万円違うなら、その差額を2人の生活・貯金・旅行に回したほうがいい——そう判断したカップルが、1LDKを選んでいるだけです。
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1LDKでの同棲は、もちろん完璧ではありません。「あ、これあるな」というポイントは、最初から知っておくと回避できます。
代表的なものはこの5つです。
ただ、これらは「1LDKだから絶対起きる」というものではありません。物件選びと、ちょっとした暮らしの工夫で、ほとんどは回避できます。
逆に言えば、上手くいっているカップルは、この5つの摩擦が起きにくい物件を、無意識にちゃんと選んでいるんです。
その共通点を、ここから見ていきます。
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僕らが現場で見ていて、「ここで上手くやってるな」と感じるカップルの物件は、専有面積35〜40㎡、寝室は5畳以上のことがほとんどです。
30㎡前後の物件でも住めなくはないのですが、収納家具を1つ足すと一気に窮屈になりやすい。クローゼットも狭めなので、2人分の服を入れると溢れがちです。「寝室はベッドだけでいっぱい」となると、ちょっとした作業スペースも作れません。
35㎡を超えると、寝室5畳+LDK8〜10畳の構成で、「ベッド+小さなデスク(もしくは追加の収納)」「ソファ+ダイニング」が無理なく置けるようになります。これくらいあれば、35〜40㎡の1LDKでも十分2人で暮らせます。
40㎡前後になると、LDKが10畳以上取れる物件が増えてきて、ダイニングテーブル+ソファ+テレビ台がきれいに収まります。寝室5〜7畳に大きめのクローゼットがついていれば、収納のストレスも一気に減ります。
「もうちょっと広いほうが良かったかも」という後悔は、たいてい35㎡以下から出てきます。35㎡を超えていれば、その後悔はかなり減る印象です。
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1LDKと一口に言っても、間取りには大きく2タイプあります。
| タイプ | LDKと寝室の関係 | 同棲との相性 |
|---|---|---|
| LDK隣接型 | 引き戸(すりガラス)1枚で仕切られている | △ 音・光が筒抜け |
| 振り分け型 | 玄関→廊下→寝室/LDKに分岐 | ◎ 音・光・気配が分離 |
リビングと寝室が引き戸1枚で仕切られている物件は、片方がテレビを見たり、オンライン会議をしたりすると、もう片方の寝室にも音が普通に届きます。「彼女がテレビ見てると、寝室で寝ようとしても丸聞こえ」というカップルは、たいていこのタイプです。
一方、玄関から短い廊下があって、その先で寝室とLDKが分岐するタイプの1LDK——「振り分け型」と呼ばれることが多い間取り——は、音も光もかなり遮断されます。同棲する1LDKでは、この振り分け型をぜひ選びたいです。
最近の都心の1LDKは、土地代の高さもあって、専有面積をコンパクトにまとめた設計が主流です。そのため、玄関を入るとすぐLDKに繋がり、引き戸1枚で寝室——という「LDK隣接型」が多くなっています。
逆に、振り分け型を探すなら、築年数に少し余裕を持たせるのがコツです。築10〜20年くらいの物件には、玄関→廊下→寝室/LDKに分岐する間取りが意外と残っています。設備の新しさは多少譲ることになりますが、同棲のしやすさという意味では、こちらのほうが快適なケースが多いです。
内見時には、玄関を入ったところで「ここから寝室とLDKがどう繋がってるか」を必ずチェックしてください。これだけで、同棲後の摩擦がかなり減ります。
設備面で言うと、最低限ここは押さえたいというラインがあります。
特に独立洗面台は、共働きカップルにとって地味に効きます。朝の身支度って、メイクと歯磨きとヒゲ剃りが同時並行で発生しがちなので、洗面台1か所だとどうしても渋滞します。
3点ユニットバスは家賃が安くなる代わりに、お風呂中にトイレが使いにくい・脱衣スペースがない・お風呂のあと洗面台が水浸し、というデメリットが大きいです。同棲だと、このストレスは積み重なります。
意外と見落とされがちなのが、キッチンの通路幅。I型キッチン(壁につけて1列に並んだタイプ)でも、通路に90cm以上の幅があれば、2人で並んで料理ができます。
逆に75cmくらいしかないと、冷蔵庫を開けるたびに相手の後ろを横切る形になって、「2人で料理する」のがちょっと億劫になりがちです。
内見のときに、2人で実際にキッチンに立ってみてください。それだけで分かります。
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1LDKで意外と差が出るのが、収納量です。
寝室のクローゼットが1つだけ、というタイプの1LDKは、服が多いカップルにはちょっと厳しいです。彼女のクローゼットが満杯になり、彼のスーツやコートが入りきらず、玄関に追加のラックを置く——というパターンに陥りがちです。
理想はクローゼット2か所、または寝室にウォークインクローゼット(WIC)1つ。これがあると、2人で分けて使えるので、収納のストレスがかなり減ります。
もし物件選びの時点でクローゼットが1つしかなくても、補完策はいくつかあります。
ただ、ベースとして物件側に収納がある方がもちろん楽です。内見時に、クローゼットの中の幅・奥行き・高さをメジャーで測っておくと、入居前にイメージが湧きやすくなります。
物件の構造も、地味だけど効きます。
| 構造 | 遮音性 | 同棲との相性 |
|---|---|---|
| 木造 | 低い | × |
| 軽量鉄骨 | 低〜中 | △ |
| RC造(鉄筋コンクリート) | 高い | ◎ |
| SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート) | 高い | ◎ |
中央区の物件はほとんどがRC造かSRC造なので、ここはあまり心配いりません。ただ、家賃を抑えたくて隣接エリア(江東区・墨田区など)に目を広げる場合、木造・軽量鉄骨の物件も混ざってきます。
同棲する1LDKでは、ぜひRC造以上を選んでください。在宅勤務でのオンライン会議、深夜のテレビ、シャワーの音、すべて遮音性が結果に直結します。
内見時には、こっそりこの3つを試してみてください。
「思ったより静かだな」と感じる物件は、入居後もちゃんと静かです。逆に、内見時に「ちょっと音気になるな」と思った物件は、住んだあとも気になり続けます。
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物件選びと同じくらい大事なのが、暮らし方のちょっとしたコツです。1LDKで上手くやっているカップルが共通してやっていることを、いくつか紹介します。
1LDKに「一人になれる物理的な場所」を求めるのは、構造上ちょっと無理があります。
うまく回っているカップルは、最初から「一人時間は家の外で確保する」と決めています。土曜の午前はそれぞれカフェに行く、ジムや習い事を別々に持つ、月1回は1人旅をする——こういうルールを最初に作っておくと、家での衝突がぐっと減ります。
両方リモートワークがある場合、Googleカレンダーで会議の時間を共有しておくのは鉄則です。「同じ時間に2人とも会議が入る」のを避けるだけで、家の中の緊張感がだいぶ和らぎます。
どうしても会議が被るときは、片方がコワーキングや会社に行く、を最初からルール化しているカップルもいます。
「料理は彼が好きだから担当」「掃除は彼女がこだわりがあるから担当」というように、得意・好きで分けるのがいちばん長続きします。「平等に半々」を目指すと、お互い不満が溜まりがちです。
1LDKは収納が少なめなので、モノの「定位置」を決めておくのが効きます。リモコンの置き場、鍵の置き場、洋服の畳み方——細かいルールが決まっていると、「あれどこ?」のやり取りがなくなって、空間が散らかりにくくなります。
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1LDK同棲のいいところは、「ずっとこの間取りで生きていく」前提じゃないところです。
結婚、妊娠・出産、転職、ペットを飼う——こういうライフ転機が来たら、そのときに2LDKや戸建てに住み替える。これが現実的で、無理のない流れです。
逆に、「いつかの2LDKのために、いまから2LDKに住む」のは、家賃で月5〜10万円のロスが続くので、貯金や旅行などほかの楽しみを削ることになりがちです。
「いまの自分たちに合った間取りで、いまを楽しむ」——これが、僕らが現場でいちばんおすすめしている考え方です。
ライフ転機のタイミングについて、もう少し具体的に整理するとこんな感じです。
中央区で同棲を始めるカップルにとって、1LDKは「妥協」ではなく「リアルな最適解」です。35〜40㎡でも、物件選びと暮らし方の工夫次第で、十分に快適な2人暮らしが成立します。
最後にもう一度、成功カップルが選んでいる物件の共通点5つをまとめておきます。
そして、暮らし方のコツは「一人時間は外で確保する」「会議はカレンダー共有」「家事は得意・好きで分ける」「モノの定位置を決める」の4つ。
ライフ転機が来たら、そのとき住み替えればいい。それまでは、いまの2人にちょうどいい1LDKで、いまを楽しむ。これが、中央区で同棲を成功させているカップルがやっていることです。
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nodomaruは、急がせたり、微妙な物件を押し売りしたり、「今決めないと」と焦らせることを絶対にしません。
だから、
そんな段階のご相談こそ、歓迎しています。
単なる物件紹介ではなく、あなたの人生のフェーズに合わせた最適な「拠点」を一緒に見つけましょう。
縁ある人に、のどかな人生を。
株式会社nodomaru(のどまる)