2026.02.05 お役立ち情報, 中央区エリア特集
監修:株式会社nodomaru 代表取締役 森田健宏 宅地建物取引士
宅地建物取引業 東京都知事(02)第104535号 / 全日本不動産協会 所属
「月島=もんじゃ」という先入観を外すと、実はこの街には、もう一つの顔がある。
もんじゃストリート(月島西仲通り商店街)の裏路地には、1900年(明治33年)創業の岸田屋、ミシュラン経験を持つ肴や味泉、食べログ「焼肉TOKYO百名店」に7年連続選出される在市など、格の高い実力店が静かに軒を連ねています。
本記事では、中央区専門の不動産屋として日々この街を歩いている目線で、月島駅・勝どき駅から徒歩圏の「もんじゃ以外」の名店7選を、老舗酒場・記念日の海鮮・焼鳥・焼肉・立ち飲み・エスニック・家族向け町洋食の7カテゴリで整理しました。普段使いから接待・記念日まで、シーン別に使い分けるための実需ガイドです。
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月島は1891〜92年(明治24〜25年)に隅田川河口の砂州を埋め立てて造成された街で、戦前から工場・倉庫が集積し、労働者向けの大衆酒場が根を張ってきました。1900年(明治33年)に汁粉屋として創業し、後に居酒屋へ転じた岸田屋のような老舗が今も現役で営業できているのは、この下町の酒文化が絶えなかった証です。
さらに、隣接する佃・築地の魚河岸文化の影響で、月島の飲食店は魚介の目利き文化を強く受け継いでいます。ミシュラン経験を持つ肴や味泉が「築地魚河岸で腕を磨いた店主」を掲げるように、海鮮の実力は都内屈指の水準です。
1988年6月の東京メトロ有楽町線月島駅開通と、その後のもんじゃブームによって、街のイメージは急速に「もんじゃの街」一色になりました。ただ、通りを1〜2本入った路地裏や、勝どき駅寄りの四番街周辺には、観光客の動線から外れた実力店が静かに残っています。
食べログ「焼肉TOKYO百名店」に2018年から7年連続選出される在市、Tabelog Award Bronzeを2度受賞した実績を持つ店――これだけの格の店が徒歩数分圏に集積する街は、東京23区内でも珍しい存在です。
1900年(明治33年)創業、月島の街を象徴する老舗大衆酒場。汁粉屋として開業し、1966年(昭和41年)に居酒屋へ転じた歴史を持ちます。
酒場ライター太田和彦が広めた「東京三大煮込み」(北千住・大はし、森下・山利喜と並ぶ)の一角として全国区の知名度を持ち、漫画『美味しんぼ』第1巻にも登場した名店。味噌ベースの牛煮込みが看板で、女将ら女性スタッフが切り盛りする下町情緒あふれるコの字カウンターは、一見客でも入りやすい空気があります。
食べログ「居酒屋EAST百名店2025」選出店。予約不可・現金のみ・16時開店のため、開店30分前から並ぶのが定石です。
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ミシュラン一つ星の獲得経験を持ち、食べログ「居酒屋EAST百名店2024・2025」に選出された、月島を代表する海鮮居酒屋。太田和彦の名居酒屋選にも入る格式ある一軒です。
店主は築地魚河岸で腕を磨いた目利きで、看板の煮穴子は外はさっくり中はふんわりの繊細な仕上がり。全国津々浦々の銘酒を60種類ほど揃え、繊細な魚料理とともに楽しめます。
23席のカウンター中心の落ち着いた空間は、記念日や大切な会食にふさわしい佇まい。月島でしっかり格を出したい夜には、まずここを候補に置きたい店です。
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2024年6月オープンの焼鶏専門店。千葉県産地養鶏を備長炭で一串ずつ丁寧に焼き上げ、白レバや骨抜き手羽など希少部位も味わえます。
カフェバーのようなスタイリッシュな空間で、煙・匂いを抑えた設計はデートや女性同士の会にも好適。ソムリエが在籍しワインの品揃えも豊富で、焼鳥のカジュアルさと大人の落ち着きが同居する新世代の焼鳥店です。
看板の「名物 骨ぬき手羽」や「登録商標 ちょうちんつくね」など、他店にない独自メニューが多く、ネット予約対応でアクセスもしやすい構成。月島の夜を焼鳥で完結させたい人向けの一軒です。
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2009年開業、食べログ「焼肉TOKYO百名店」に2018年から7年連続選出(2025年も選出)され、Tabelog Award Bronzeを2021・2022年に連続受賞した月島の看板焼肉店です。
飛騨牛専門牧場「山武牧場」のA4・A5メス牛と、赤身1:ホルモン3の比率を味噌ダレで焼き上げる名物「ごちゃまぜ焼き」が看板。専属の焼き師が焼いてくれるスタイルで、匂いの少ない清潔な店内は家族利用や接待にも耐えます。
食べログの予算表示は4,000〜4,999円台ですが、和牛特選部位を組み合わせれば口コミベースでは8,000〜9,999円台の利用も一般的。月島駅徒歩1分の好立地で、月島の夜を「肉で完結」させたい日の第一候補です。
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2016年2月オープン、島根・鳥取の地酒を中心に常時70種近くを気軽な価格で楽しめる立ち飲み酒場。店主は酒造メーカーで長年営業を務めた日本酒のプロで、業界関係者の常連も多い実力店です。
厚さ26cmの欅の一枚板カウンターが中心のおしゃれな空間で、立ち飲みながら女性一人でも入りやすい雰囲気。もんじゃの前後の1軒目・2軒目にも最適で、月島駅7番出口からすぐという立地の良さも魅力です。
看板の「名物 大人のたまごどうふ」や酒粕おでんなど、日本酒に合わせた肴が丁寧に揃い、「まずは軽く一杯」の使い方から本格的な酒場ハシゴまで、幅広く対応できる懐の深い一軒です。
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先代の「日本料理 源平」から受け継いだすっぽん料理と、タイ料理研究家監修の本格タイ料理を融合させた和泰折衷の専門店。もんじゃ街では珍しいエスニックの穴場です。
名物は伊賀焼の土鍋で炊く「土鍋カオマンガイ」。すっぽん料理は事前予約推奨で、特別感のあるメニュー構成です。
約18席の落ち着いた和空間は女子会・接待・記念日にも使え、9〜14名で貸切も可能。月島の夜に「もんじゃ・和食・洋食」以外の選択肢が欲しいときの一手として、覚えておきたい店です。
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1966年(昭和41年)創業の月島の老舗町洋食・とんかつ店。大正創業「三好弥」の暖簾分けの一軒で、とんかつ・ハンバーグから生姜焼き・アジフライ・ナポリタンまで、和洋中の幅広いメニューが揃います。
ボリューム満点で価格も手頃、子連れでも安心して使える駅前の定番食堂として、地元の日常に根を張ってきた店。日替わりランチ950円という実需に優しい価格帯は、月島の中では貴重な存在です。
現在はタワーマンション建設に伴い月島1-9-15へ一時移転して営業中。将来的に旧地へ戻る可能性があるため、住所は来店前に確認したいところ。営業時間が短めで火〜金は昼・夜の中休みが長いので、時間帯にも注意です。
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| 目的・シーン | おすすめ店 | 予算目安 |
|---|---|---|
| 老舗酒場で下町の空気を味わう | ① 岸田屋 | 3,000〜3,999円 |
| 記念日・接待の海鮮和食 | ② 肴や味泉 | 6,000〜7,999円 |
| 焼鳥で決めるデートの夜 | ③ 焼鶏ばんちょう | 5,000〜8,000円 |
| 肉で完結させたい特別な夜 | ④ 在市 月島本店 | 4,000〜9,999円 |
| 気軽に一杯・立ち飲み | ⑤ つねまつ久蔵商店 | 2,000〜3,999円 |
| エスニックで気分転換 | ⑥ 月島源平 | 6,000〜7,999円 |
| 家族で気取らず定番町洋食 | ⑦ 三好弥 | 1,000〜2,999円 |
月島の飲食店は、大きく月島駅寄り(壱番街〜参番街)と勝どき駅寄り(四番街)に分かれます。駅寄りは焼鶏ばんちょう・在市・つねまつ久蔵商店など新しめの店、勝どき寄りは岸田屋のように昔ながらの空気を残す店が集まっています。1軒目を駅寄り、2軒目を勝どき寄りへ流す動線が使い勝手良好です。
岸田屋のように予約不可の老舗は、開店30分前並びで満席になることが珍しくありません。特に土曜の16時開店を狙うなら15時台からの並びが定石。逆に平日夜の遅い時間帯(20時以降)は空くこともあり、二軒目使いも視野に入ります。
月島の老舗は現金のみの店が今も残っています(岸田屋・三好弥など)。加えて岸田屋の日・月・祝定休、肴や味泉の月・日・祝定休、月島源平の月曜定休など、平日昼〜週末で休みのパターンがまちまち。「せっかく行ったのに休み」を避けるため、来店前の食べログ最新情報チェックを推奨します。
月島の夜は、もんじゃだけでは語りきれない奥行きがあります。1900年創業の老舗酒場からミシュラン経験の海鮮居酒屋、焼肉百名店の看板店、2024年開業の新世代焼鳥まで――目的とシーンに合わせて店を選ぶことで、この街の本当の実力が見えてきます。今夜の1軒目・2軒目を、この7店から選んでみてください。
月島・佃エリアや隣接する中央区の街の情報については、関連記事をご用意しています。
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