【月島夜ごはん7選】もんじゃ以外の名店を目的別に|西仲通り裏路地の実需ガイド

監修:株式会社nodomaru 代表取締役 森田健宏 宅地建物取引士

宅地建物取引業 東京都知事(02)第104535号 / 全日本不動産協会 所属

「月島=もんじゃ」という先入観を外すと、実はこの街には、もう一つの顔がある。

もんじゃストリート(月島西仲通り商店街)の裏路地には、1900年(明治33年)創業の岸田屋、ミシュラン経験を持つ肴や味泉、食べログ「焼肉TOKYO百名店」に7年連続選出される在市など、格の高い実力店が静かに軒を連ねています。

本記事では、中央区専門の不動産屋として日々この街を歩いている目線で、月島駅・勝どき駅から徒歩圏の「もんじゃ以外」の名店7選を、老舗酒場・記念日の海鮮・焼鳥・焼肉・立ち飲み・エスニック・家族向け町洋食の7カテゴリで整理しました。普段使いから接待・記念日まで、シーン別に使い分けるための実需ガイドです。

この記事でわかること

  • 月島駅・勝どき駅徒歩圏の「もんじゃ以外」名店7選(2026年営業確認済み)
  • 老舗酒場・海鮮・焼鳥・焼肉・立ち飲み・エスニック・町洋食の7カテゴリ整理
  • 各店の住所・営業時間・価格帯・予約可否・関連リンク
  • 目的別クイック早見表と、月島の夜ハシゴのコツ

月島の夜がもんじゃだけではない理由

戦前からの下町労働者と、佃・築地の魚河岸文化

月島は1891〜92年(明治24〜25年)に隅田川河口の砂州を埋め立てて造成された街で、戦前から工場・倉庫が集積し、労働者向けの大衆酒場が根を張ってきました。1900年(明治33年)に汁粉屋として創業し、後に居酒屋へ転じた岸田屋のような老舗が今も現役で営業できているのは、この下町の酒文化が絶えなかった証です。

さらに、隣接する佃・築地の魚河岸文化の影響で、月島の飲食店は魚介の目利き文化を強く受け継いでいます。ミシュラン経験を持つ肴や味泉が「築地魚河岸で腕を磨いた店主」を掲げるように、海鮮の実力は都内屈指の水準です。

もんじゃブームの陰に隠れた「実力店の集積地」

1988年6月の東京メトロ有楽町線月島駅開通と、その後のもんじゃブームによって、街のイメージは急速に「もんじゃの街」一色になりました。ただ、通りを1〜2本入った路地裏や、勝どき駅寄りの四番街周辺には、観光客の動線から外れた実力店が静かに残っています。

食べログ「焼肉TOKYO百名店」に2018年から7年連続選出される在市、Tabelog Award Bronzeを2度受賞した実績を持つ店――これだけの格の店が徒歩数分圏に集積する街は、東京23区内でも珍しい存在です。

① 岸田屋(きしだや)|東京三大煮込みの老舗酒場|1900年創業

1900年(明治33年)創業、月島の街を象徴する老舗大衆酒場。汁粉屋として開業し、1966年(昭和41年)に居酒屋へ転じた歴史を持ちます。

酒場ライター太田和彦が広めた「東京三大煮込み」(北千住・大はし、森下・山利喜と並ぶ)の一角として全国区の知名度を持ち、漫画『美味しんぼ』第1巻にも登場した名店。味噌ベースの牛煮込みが看板で、女将ら女性スタッフが切り盛りする下町情緒あふれるコの字カウンターは、一見客でも入りやすい空気があります。

食べログ「居酒屋EAST百名店2025」選出店。予約不可・現金のみ・16時開店のため、開店30分前から並ぶのが定石です。

おすすめメニュー

  • 牛煮込み
  • 肉豆腐
  • ポテトサラダ

基本情報

  • 住所:東京都中央区月島3-15-12
  • 最寄駅:月島駅10番出口 徒歩3分/勝どき駅 徒歩約7分
  • 営業時間:火〜土 16:00〜21:00頃
  • 定休日:日曜・月曜・祝日
  • 価格帯:3,000〜3,999円
  • 席数:約20〜25席(コの字カウンター中心・全席禁煙・個室なし)
  • 予約:不可(開店前並びが目安)
  • 決済:現金のみ
  • 注意点:週末は開店直後から満席/煮込みは売り切れ次第終了

関連リンク

② 肴や味泉(さかなやあじせん)|記念日の海鮮|ミシュラン経験の百名店

ミシュラン一つ星の獲得経験を持ち、食べログ「居酒屋EAST百名店2024・2025」に選出された、月島を代表する海鮮居酒屋。太田和彦の名居酒屋選にも入る格式ある一軒です。

店主は築地魚河岸で腕を磨いた目利きで、看板の煮穴子は外はさっくり中はふんわりの繊細な仕上がり。全国津々浦々の銘酒を60種類ほど揃え、繊細な魚料理とともに楽しめます。

23席のカウンター中心の落ち着いた空間は、記念日や大切な会食にふさわしい佇まい。月島でしっかり格を出したい夜には、まずここを候補に置きたい店です。

おすすめメニュー

  • 本日のお刺身盛合せ 2,000〜3,000円
  • 秘伝の煮穴子 1,500〜2,300円
  • だし巻き玉子焼 850円
  • 味泉特製コロッケ 700円
  • 自家製ポテトサラダ 600円

基本情報

  • 住所:東京都中央区月島1-18-10
  • 最寄駅:月島駅 徒歩5分
  • 営業時間:火〜土 17:30〜23:00(L.O. 22:20)
  • 定休日:月曜・日曜・祝日
  • 価格帯:6,000〜7,999円
  • 席数:23席(カウンター中心・個室なし)
  • 予約:可(電話・要問い合わせ)
  • 決済:クレジットカード可(VISA/Master/JCB/AMEX/Diners)、電子マネー不可

関連リンク

③ 焼鶏ばんちょう|焼鳥で決める夜|2024年開業のスタイリッシュ専門店

2024年6月オープンの焼鶏専門店。千葉県産地養鶏を備長炭で一串ずつ丁寧に焼き上げ、白レバや骨抜き手羽など希少部位も味わえます。

カフェバーのようなスタイリッシュな空間で、煙・匂いを抑えた設計はデートや女性同士の会にも好適。ソムリエが在籍しワインの品揃えも豊富で、焼鳥のカジュアルさと大人の落ち着きが同居する新世代の焼鳥店です。

看板の「名物 骨ぬき手羽」や「登録商標 ちょうちんつくね」など、他店にない独自メニューが多く、ネット予約対応でアクセスもしやすい構成。月島の夜を焼鳥で完結させたい人向けの一軒です。

おすすめメニュー

  • 名物 骨ぬき手羽 700円
  • 登録商標 ちょうちんつくね 650円
  • 白レバ 550円
  • 出汁巻き 800円
  • 親子丼 1,500円

 

基本情報

  • 住所:東京都中央区月島1-22-1 ミッドタワーグランド102
  • 最寄駅:月島駅10番出口 徒歩2分
  • 営業時間:17:00〜23:00頃
  • 定休日:毎月1日+月1回(第3または第4水曜)
  • 価格帯:5,000〜8,000円程度
  • 席数:16席(カウンター8席・テーブル8席)/個室なし・全席禁煙
  • 予約:可(ネット予約対応)
  • 決済:クレジットカード可

関連リンク

④ 在市 月島本店(ざいち)|焼肉TOKYO百名店|名物「ごちゃまぜ焼き」の看板店

2009年開業、食べログ「焼肉TOKYO百名店」に2018年から7年連続選出(2025年も選出)され、Tabelog Award Bronzeを2021・2022年に連続受賞した月島の看板焼肉店です。

飛騨牛専門牧場「山武牧場」のA4・A5メス牛と、赤身1:ホルモン3の比率を味噌ダレで焼き上げる名物「ごちゃまぜ焼き」が看板。専属の焼き師が焼いてくれるスタイルで、匂いの少ない清潔な店内は家族利用や接待にも耐えます。

食べログの予算表示は4,000〜4,999円台ですが、和牛特選部位を組み合わせれば口コミベースでは8,000〜9,999円台の利用も一般的。月島駅徒歩1分の好立地で、月島の夜を「肉で完結」させたい日の第一候補です。

おすすめメニュー

  • 名物ごちゃまぜ焼き 4,620円
  • 特選タン塩 2,530円
  • 飛騨牛S級ハラミ(塩・タレ) 3,080円
  • 飛騨牛塩サーロイン(大判2枚) 2,728円
  • 在市麺(盛岡冷麺) 770円

基本情報

  • 住所:東京都中央区月島2-14-8 AMビル1,2F
  • 最寄駅:月島駅10番出口 徒歩1分
  • 営業時間:月〜土 17:00〜翌1:00(L.O. 0:00)/日・祝 17:00〜24:00(L.O. 23:00)
  • 定休日:不定休
  • 価格帯:4,000〜4,999円(部位次第で8,000〜9,999円)
  • 席数:42席(1階カウンター・テーブル、2階テーブル)/個室なし・貸切可・全席禁煙
  • 予約:可(当日・無断キャンセルは1名5,000円)
  • 決済:クレジットカード可(VISA/Master/JCB/AMEX/Diners)、電子マネー・QR不可

関連リンク

⑤ つねまつ久蔵商店|立ち飲みで気軽に一杯|島根・鳥取の地酒70種

2016年2月オープン、島根・鳥取の地酒を中心に常時70種近くを気軽な価格で楽しめる立ち飲み酒場。店主は酒造メーカーで長年営業を務めた日本酒のプロで、業界関係者の常連も多い実力店です。

厚さ26cmの欅の一枚板カウンターが中心のおしゃれな空間で、立ち飲みながら女性一人でも入りやすい雰囲気。もんじゃの前後の1軒目・2軒目にも最適で、月島駅7番出口からすぐという立地の良さも魅力です。

看板の「名物 大人のたまごどうふ」や酒粕おでんなど、日本酒に合わせた肴が丁寧に揃い、「まずは軽く一杯」の使い方から本格的な酒場ハシゴまで、幅広く対応できる懐の深い一軒です。

おすすめメニュー

  • 名物 大人のたまごどうふ 1,650円
  • ゴルゴンゾーラのポテサラ 770円
  • カツオの酒盗チーズ 605円
  • 合鴨のロースト 880円
  • 酒粕おでん 大根 330円/くるま麩 385円/茹でタン 550円

基本情報

  • 住所:東京都中央区月島3-9-7(もんじゃストリート入口付近)
  • 最寄駅:月島駅7番出口 徒歩1〜2分
  • 営業時間:夕方〜夜(詳細は来店前に食べログ最新情報で要確認)
  • 定休日:日曜
  • 価格帯:2,000〜3,999円
  • 席数:立ち飲み約20席(厚さ26cmの欅一枚板カウンター中心)/全席禁煙
  • 予約:要確認
  • 決済:クレジットカード可

関連リンク

⑥ すっぽんとタイ料理 月島源平|エスニックの穴場|和泰折衷の隠れ家

先代の「日本料理 源平」から受け継いだすっぽん料理と、タイ料理研究家監修の本格タイ料理を融合させた和泰折衷の専門店。もんじゃ街では珍しいエスニックの穴場です。

名物は伊賀焼の土鍋で炊く「土鍋カオマンガイ」。すっぽん料理は事前予約推奨で、特別感のあるメニュー構成です。

約18席の落ち着いた和空間は女子会・接待・記念日にも使え、9〜14名で貸切も可能。月島の夜に「もんじゃ・和食・洋食」以外の選択肢が欲しいときの一手として、覚えておきたい店です。

おすすめメニュー

  • ソムタムタイ ハーフ 1,100円/1プレート 1,650円
  • パッタイ 1,540円
  • トムヤムクン ハーフ 990円/1プレート 1,760円
  • 牡蠣のガパオ炒め ハーフ 1,045円/1プレート 1,870円
  • 土鍋カオマンガイ 当日 3,850円/予約 3,080円

基本情報

  • 住所:東京都中央区月島3-11-11
  • 最寄駅:月島駅10番出口 徒歩3分
  • 営業時間:月〜土 11:30〜14:00(L.O. 13:30)/18:00〜23:00(L.O. 22:00)
  • 定休日:月曜、日曜・祝日はランチ休業
  • 価格帯:6,000〜7,999円
  • 席数:約18席(テーブル2名×1・4名×3、カウンター4席)/個室なし・9〜14名で貸切可
  • 予約:可(ネット予約対応、6名以上は前日までに電話)

関連リンク

⑦ 三好弥(みよしや)|家族で使える定番町洋食|1966年創業の暖簾分け

1966年(昭和41年)創業の月島の老舗町洋食・とんかつ店。大正創業「三好弥」の暖簾分けの一軒で、とんかつ・ハンバーグから生姜焼き・アジフライ・ナポリタンまで、和洋中の幅広いメニューが揃います。

ボリューム満点で価格も手頃、子連れでも安心して使える駅前の定番食堂として、地元の日常に根を張ってきた店。日替わりランチ950円という実需に優しい価格帯は、月島の中では貴重な存在です。

現在はタワーマンション建設に伴い月島1-9-15へ一時移転して営業中。将来的に旧地へ戻る可能性があるため、住所は来店前に確認したいところ。営業時間が短めで火〜金は昼・夜の中休みが長いので、時間帯にも注意です。

おすすめメニュー

  • ロースかつ定食
  • ハンバーグ定食
  • ナポリタン
  • アジフライ定食

基本情報

  • 住所:東京都中央区月島1-9-15 区立月島西中住宅1F(一時移転中)
  • 最寄駅:月島駅7番出口 徒歩1分
  • 営業時間:火〜金 11:00〜12:45/18:00〜19:45、土 11:00〜12:30/18:00〜19:30
  • 定休日:月曜・日曜・祝日
  • 価格帯:1,000〜2,999円
  • 席数:33席(テーブル28席・カウンター5席)/個室なし・貸切可・全席禁煙
  • 予約:可(ただし昼営業は予約不可)
  • 決済:現金のみ(カード・電子マネー・QR不可)
  • 注意点:昼・夜とも営業時間が短く、L.O.も早いので早めの入店推奨

関連リンク

月島夜ごはん「目的別」クイック早見表

目的・シーンおすすめ店予算目安
老舗酒場で下町の空気を味わう① 岸田屋3,000〜3,999円
記念日・接待の海鮮和食② 肴や味泉6,000〜7,999円
焼鳥で決めるデートの夜③ 焼鶏ばんちょう5,000〜8,000円
肉で完結させたい特別な夜④ 在市 月島本店4,000〜9,999円
気軽に一杯・立ち飲み⑤ つねまつ久蔵商店2,000〜3,999円
エスニックで気分転換⑥ 月島源平6,000〜7,999円
家族で気取らず定番町洋食⑦ 三好弥1,000〜2,999円

月島の夜をハシゴするための3つのコツ

① 「駅寄り」と「勝どき寄り」の使い分け

月島の飲食店は、大きく月島駅寄り(壱番街〜参番街)勝どき駅寄り(四番街)に分かれます。駅寄りは焼鶏ばんちょう・在市・つねまつ久蔵商店など新しめの店、勝どき寄りは岸田屋のように昔ながらの空気を残す店が集まっています。1軒目を駅寄り、2軒目を勝どき寄りへ流す動線が使い勝手良好です。

② 「予約不可」の老舗は開店直後を狙う

岸田屋のように予約不可の老舗は、開店30分前並びで満席になることが珍しくありません。特に土曜の16時開店を狙うなら15時台からの並びが定石。逆に平日夜の遅い時間帯(20時以降)は空くこともあり、二軒目使いも視野に入ります。

③ 決済手段と定休日は必ず事前確認

月島の老舗は現金のみの店が今も残っています(岸田屋・三好弥など)。加えて岸田屋の日・月・祝定休、肴や味泉の月・日・祝定休、月島源平の月曜定休など、平日昼〜週末で休みのパターンがまちまち。「せっかく行ったのに休み」を避けるため、来店前の食べログ最新情報チェックを推奨します。

まとめ

月島の夜は、もんじゃだけでは語りきれない奥行きがあります。1900年創業の老舗酒場からミシュラン経験の海鮮居酒屋、焼肉百名店の看板店、2024年開業の新世代焼鳥まで――目的とシーンに合わせて店を選ぶことで、この街の本当の実力が見えてきます。今夜の1軒目・2軒目を、この7店から選んでみてください。

関連記事

月島・佃エリアや隣接する中央区の街の情報については、関連記事をご用意しています。


ご相談は、あなたのペースで。

株式会社nodomaruのメンバー集合写真

nodomaruは、急がせたり、微妙な物件を押し売りしたり、「今決めないと」と焦らせることを絶対にしません。

だから、

  • 月島・佃・勝どきエリアで住む物件をまず情報収集したい
  • タワーマンションと下町の情緒、両方の魅力を比較したい
  • 子育て世帯向けの月島・佃・勝どきエリアを整理したい
  • 中央区の湾岸エリアで長く暮らせる拠点を探したい

 

そんな段階のご相談こそ、歓迎しています。

単なる物件紹介ではなく、あなたの人生のフェーズに合わせた最適な「拠点」を一緒に見つけましょう。

 

縁ある人に、のどかな人生を。

株式会社nodomaru(のどまる)

recommend
- こちらの記事も人気です