同棲の間取りは1LDKで大丈夫?カップルが快適に暮らせる広さと失敗しない選び方

「そろそろ一緒に住みたい」

同棲を始めるカップルが最初にぶつかるのが、「1LDKで大丈夫?それとも2LDK?」という間取りの悩みです。

先に結論から言うと、1LDKでの2人暮らしは「アリ」。ただし最低40㎡以上が目安です。30㎡台の1LDKだと生活リズムの違いがストレスになりやすく、半年で解約というケースも実際にあります。

この記事では、実際に不動産営業の現場で感じたリアルなエピソードを交えながら、1LDK vs 2LDKの判断基準、1LDKで失敗しない広さと選び方を解説していきます。

新居でくつろぐ同棲カップル

同棲の間取り、1LDKと2LDKどちらを選ぶべき?

「1LDKか2LDKか」で迷っているカップルは多いですが、判断基準はシンプルです。

1LDKが向いているカップル

・家賃を抑えたい(都心で2LDKより月5万円安い)
・生活リズムがほぼ同じ(起床・就寝時間が近い)
・物理的な距離が近いのが好き
・荷物が少なく、在宅ワークがない

2LDK(以上)が向いているカップル

・在宅ワークをする人がいる(別の部屋が必要)
・生活リズムが大きくズレる(シフト勤務×日勤など)
・お互いの趣味スペースを確保したい
・荷物が多い、将来ファミリー化も視野

家賃の目安(中央区エリア)

・1LDK:23万円前後
・2LDK:28万円前後

この月5万円の差が、お互いのプライバシーと生活の質を決める境界線になります。
「二人で仕事のスタイルが違う」「一人時間を大事にしたい」という希望があるなら、2LDKの方が長続きしやすい。
逆に「いつも一緒にいたい」「家賃はできるだけ抑えたい」なら1LDKで十分です。

間取り図と電卓

1LDKってどんな間取り?

1LDKとは、「1部屋+リビングダイニングキッチン」という間取りのこと。ワンルームや1Kとは異なり、寝室とリビング空間を分けられるのが特徴です。

広さは30㎡〜50㎡程度が一般的。
リビングと寝室をしっかり区切れることで、生活空間にメリハリが出たり、喧嘩した時に相手の顔を見なくて済んだり(笑)

ただし、1LDKにも様々なタイプがあります。
縦長のリビングで家具配置が難しい物件もあれば、角部屋で日当たりや風通しが良い物件、天井が高く実際よりも広く感じる物件もあります。

間取り図だけでは見えない「暮らしやすさ」が、内見での大事なチェックポイントになります。

1LDK 2人暮らしのメリット・デメリット

メリット

1LDKを選ぶ最大のメリットは、やはり家賃が抑えられること。
都心部で2LDK以上の物件を探すと、相場は一気に高くなりますが、1LDKなら比較的手頃な家賃で見つけやすくなります。

また、生活動線がコンパクトで効率的なのも魅力。
掃除や洗濯などの家事が時短で済み、必要な物がすぐ手に届く距離感も◎。

さらに、物理的な距離が近いことで、心の距離も縮まるという声も。
リビングで会話をしたり、料理を一緒に作ったりと、自然と共有時間が増えるのも1LDKならではの魅力です。

デメリットとリアル事例①(うまくいかなかったケース)

ただし、1LDKの2人暮らしには落とし穴もあります。

実際に、30㎡の1LDKに入居されたカップルのお客様がいらっしゃいました。入居前は「寝室とリビングで分かれているから大丈夫」とおっしゃっていたのですが、実際には在宅ワーク×シフト勤務という生活リズムの違いがストレスに。

リビングと寝室が同一空間に近いため、夜勤明けで寝ているパートナーの横でオンライン会議をすることになったり、生活音に気を使いすぎて疲弊してしまったり…。結果的に半年で解約となってしまいました。

「間取り」だけでなく「暮らし方」も視野に入れて選ぶ必要があります。

明るい1LDKのリビング・ダイニング

1LDKで失敗しない物件選びのポイント

最低40㎡以上を目安に

1LDKでの2人暮らしを快適にするためには、最低でも40㎡以上を目安にするのがおすすめです。30㎡台では物理的な距離が近くなりすぎるため、プライベートな時間が取りにくくなる可能性があります。

間取りの工夫:家具配置と収納がカギ

家具の大きさを事前に測っておき、間取り図に当てはめてから内見するのもおすすめ。多少いびつな形の間取りでも、お気に入りの家具がぴったり収まれば、むしろ“あなただけの特別なお部屋”になります。

収納の多さも重要ポイント。荷物が溢れていると、部屋が狭く感じてしまい、喧嘩の原因にもなりがちです。

リアル事例②(うまくいったケース)

47㎡の1LDKに住むことになったカップルのお客様は、お互いの「譲れないもの」をリストアップしてから部屋探しをスタート。

例えば、彼は趣味であるゲームができるスペースを、彼女はドレッサーと観葉植物のスペースを確保したいという希望がありました。

内見の際は、実際に持っている家具の寸法を測った紙を持参し、間取り図にその場で当てはめながら検討。結果、リビングにやや変則的な凹みがあった物件が、2人の希望をピタッと叶える「ベストな形」になりました。

大切なのは「ぴったりな物件を見つけること」ではなく、「自分たちの暮らしを想像しながら間取りを読み解くこと」。

部屋を内見する様子

まとめ:2人のライフスタイルに合う間取りを

同棲の間取りに「正解」はありません。
でも、1LDKで暮らすなら40㎡以上を目安に、2LDKが必要なら月5万円の差額を投資する価値があるかで判断する。この2つを押さえれば、大きな失敗は避けられます。

・1LDKを選ぶなら最低40㎡以上
・家具配置や収納など、工夫できるポイントを見逃さない
・生活動線や入居後の生活イメージを具体化する
・生活リズムが大きく違うなら2LDKも検討

「これから同棲を始めたいけど、間取りで迷っている…」そんな方は、まず1LDKを候補に入れつつ、ぜひ一度内見してみてください。実際の広さや光の入り方、生活のイメージは、写真だけじゃわからないものです。

そして迷ったときは、プロに相談を。現場でたくさんのカップルと向き合ってきたからこそ伝えられる、“暮らし方ありきの物件選び”を一緒に考えましょう。