【プロが教える】内見チェックリスト20項目|持ち物・採光・水回り・設備の確認ポイント完全版

「内見当日、何を見ればいいんだろう?」
そう思ったまま、流されるように内見を終えていませんか?

賃貸の内見は、たった15〜30分の時間勝負です。担当に促されるまま部屋を一周して、「いいですね」と話して終わる。そして契約してから「あれ、コンセントの位置がここに無い…」「シャワーの水圧が思ったより弱い…」と気付いて後悔する。

これは、内見前の準備不足が主な原因です。逆に言えば、チェックすべきポイントを事前に整理しておくだけで、後悔する確率は劇的に下がります

そこで本記事では、不動産プロが内見時に必ず確認している項目を、持ち物・室内・共用部の3カテゴリに分けて20項目まとめました。記事末尾には、保存・印刷して持参できるチェックリスト早見表も用意しています。

「物件選びは8割、内見前の準備で決まる」──本記事の20項目を押さえれば、その意味が腑に落ちるはずです。

不動産担当にキッチンを案内されて内見するカップル


この記事でわかること(内見チェックリスト20項目+プロの3つの話)

本記事では、賃貸の内見で確認すべきポイントを「持ち物編」「室内編」「共用部・周辺編」の3カテゴリ20項目に分けて解説します。
さらに、現役の仲介プロから「正直なところ、これも知っておいてほしい」3つの話も最後にお伝えします。
内見前にこの記事をブックマークしておけば、当日も後悔のない判断ができるはずです。


【持ち物編】内見当日に持参すべき7点

賃貸の内見は、想像以上に「あの時持ってくればよかった」が多いものです。
よくあるのが、メジャー忘れで家具配置が決められない、スリッパなしで床を歩きづらい、メモが取れず帰宅後に細部を思い出せない、といったパターン。

事前準備として、最低限これだけは押さえておきましょう。

1. メジャー(3m以上)

家具やカーテンのサイズを測るのに必須。スマホアプリの計測機能では精度が足りません。床面・天井までの高さも測れる3m以上を推奨します。

2. スマートフォン(カメラ+方位磁針アプリ)

内見後に印象を思い出すための写真は、各部屋・水回り・収納すべてを複数枚撮りましょう。窓の方角を方位磁針アプリで確認すれば、日当たりの判断材料になります。

3. 物件図面

仲介から渡された図面に、その場で気付いた点を書き込めるよう紙ベースで持参すると便利です。コンセントの位置、収納サイズ、家具配置の検討など、図面への書き込みは内見後の比較検討に役立ちます。

4. スリッパ

退去後の空室物件は、素足での内見がNGの場合があります。床の硬さや傾きも、スリッパを履いた状態で歩いて確認します。

5. 筆記用具(ペン+メモ帳)

気になった点はその場で書き留めるのが鉄則です。「あとでまとめてメモしよう」では細部の印象が抜け落ちます。

6. A4サイズが入るファイル・バッグ

内見時にお渡しする物件図面や、その場で取ったメモを綺麗に持ち帰るために、A4サイズが入るファイルやバッグを準備しておくと便利です。

7. 動きやすい服装+脱ぎ履きしやすい靴

靴を脱いで部屋に上がる、しゃがんで床下収納を覗く、バルコニーに出るなど、動きの多い内見では服装が重要。スカートよりパンツ、ヒールよりフラットな運動靴を推奨します。

スマホ・メジャー・電卓・ペン・メモを並べた内見の持ち物セット

▼ ちなみに、nodomaruの場合

私たちnodomaruでは、メジャー・物件図面・スリッパ・ペンなどは仲介担当が持参するため、お客様には「動きやすい格好で身軽にお越しください」とご案内しています。

「内見の準備が大変」と思い込んでいる方も多いのですが、サポートの内容は会社によって異なります。スマホ1つで気軽に物件を見て回れる環境も、選択肢として知っておいていただけると、内見のハードルがぐっと下がりますよね。


【室内編】部屋の中で確認する10項目

物件の中に入ったら、玄関→リビング→水回り→寝室→収納の順で確認していくのが一般的です。
このパートでは、どこを見るかより何を確認するかを10項目に絞ってお伝えします。

8. 採光・窓の方角・日当たり時間帯

南向きが必ず良いとは限りません。隣接建物の高さや距離次第で、南向きでも日が差さないケースがあります。スマホの方位磁針アプリで方角を確認し、午前・午後どちらに日が入るかを担当に質問しましょう。

9. 通風(窓の対面・窓の数)

窓が部屋の対角線上に2つあると、風が抜けて夏でも快適です。逆に窓が1面のみの部屋は、エアコン依存度が高くなります。

10. コンセントの数と位置

家具を配置した後にコンセントが家具の裏に隠れて使えない、という後悔は意外と多いです。リビング・寝室・キッチン・水回りそれぞれの数と位置を、図面に書き込んでおきます。

11. 携帯電波・Wi-Fi電波

その場でスマホを取り出し、自分の通信キャリアの電波が4本立つかを確認。窓際だけ電波が立ち、リビング中央で不安定になる物件もあります。在宅ワークが多い方は特に必須のチェック項目です。

12. 水圧(蛇口・シャワー)

キッチン・洗面・お風呂のシャワーを実際に出して水圧を確認したいところですが、ひとつ注意点があります。
クリーニング済みの物件は、水を流すことが禁じられている場合が多いです。
クリーニング前の物件であれば水を出せる場合もあるので、その時は確認してみてください。水圧が弱いと、毎日の生活でストレスになりやすいポイントです。

13. 排水・下水のニオイ

シンク下、洗面台下、お風呂・トイレの排水口に顔を近づけてニオイを確認。長期間空室だった物件は封水切れでニオイが上がってくることがあります。

14. 収納サイズ(クローゼット・シューズボックス)

クローゼットの幅・奥行・高さを実測。ハンガーが何本かけられるか、衣装ケースが何個入るかを具体的にイメージします。シューズボックスは、家族人数×4足が入るかが目安。

15. 床の傾き

ビー玉などの転がる物やスマホアプリの水平器で確認します。古い物件で床が傾いていると、家具の安定性や生活動線に影響が出ます。

16. 騒音(窓を閉めた状態と開けた状態の差)

必ず両方の状態を確認します。窓を閉めても聞こえる音は、線路・幹線道路・近隣の店舗など、生活に影響する可能性が高い音源です。

17. 既存設備の動作確認

給湯器、エアコン、換気扇、IH/ガスコンロ、インターホン。1つずつスイッチを入れて動作確認します。
「動かないものは契約後に修理してもらえるのか?」も担当に確認しておくと安心です。

間取り図と定規で部屋を採寸している様子


【共用部・周辺編】物件外で確認する3項目

専有部の確認に集中しすぎて、共用部や周辺環境を見落とすケースが多くあります。
実は、共用部の状態は管理会社や住民層の質を判断する最大の手がかりです。

18. ゴミ置き場の清潔度・分別ルール・24時間可否

ゴミ置き場が乱雑、分別が守られていない物件は、住民層のマナーや管理会社の対応に問題がある可能性があります。逆に整然としている物件は、住みやすさのベースが整っているサインです。
24時間ゴミ出し可能か、ペットボトル・段ボールの曜日縛りがあるかも確認しましょう。

19. メールボックス・宅配ボックス・掲示板

メールボックスにチラシが溢れている部屋は、空室期間が長いか、住民の管理意識が低い物件です。掲示板の貼り紙からは、近隣トラブルや管理ルールの傾向が読み取れます。
宅配ボックスの数と空き状況も、平日不在が多い方は要確認です。

20. 駐輪場・夜の街灯・周辺の治安

駐輪場が満杯の物件は、追加で借りられない可能性があります。
また、内見が日中の場合、夜の街灯や人通りの様子は別途確認が必要です。Googleマップのストリートビュー(撮影時刻も併せて確認)や、可能であれば日没後にもう一度近くを通ってみるとリアルです。

マンション共用部に設けられた宅配ボックスと集合ポスト


プロからの正直な3つの話

ここからは、内見そのもののチェックリストとは少し角度を変えて、仲介プロから読者の方に正直にお伝えしたい3つの話をお届けします。
不動産業界に対する漠然とした不安や、「内見で焦らされたらどうしよう」という心配を持つ方こそ、知っておいていただきたい内容です。

1.「人気物件です」と言われたときの判断軸

本当に人気の物件は、内見前の段階で先行契約先行申込で決まることがほとんどです。
内見できる状態で、しかも申込が入っていない物件というのは、実はかなりレアなケース。

もし担当から「この物件、人気で」と言われたら、考えられる可能性は2つ。

  • ① 担当が嘘をついている(よくあるクロージングトーク)
  • ② キャンセルや審査落ちで、再募集中の物件

 

どちらの可能性もあるので、気になったら遠慮なく担当に「過去の申込状況を教えてください」と聞いてみてください。誠実な担当であれば、隠さず教えてくれるはずです。

2. 内見前後の「5〜10分の散策」を担当と一緒に

仲介担当は基本的に物件のご紹介を担当しています。建物の外観 → 共用部 → 専有部、という順で物件を確認していくのが一般的な流れです。

ただ、その物件への入居を決断するためには、「ここで暮らしたら、どんな生活になるか」のイメージを具体的に膨らませることも大切です。

そのために、内見の前後で担当と一緒に物件周辺を5〜10分散策する時間を取ることをおすすめします。スーパーまでの距離、駅までの夜道の明るさ、近隣の飲食店の雰囲気、最寄り駅の混雑時間。このあたりはGoogleマップでは見えづらい情報です。

物件そのものだけでなく、周辺環境のメリット・デメリットも、仲介営業の目線で率直にアドバイスを受けられるはずです。「ここのスーパーは品揃えが少なめ」「この道は夜暗いので別ルートを使った方が良い」など、生活で本当に大事なポイントを、その場で確認できます。

物件1件あたりの内見時間を10分長く取るだけで、入居後の満足度も大きく変わります。

3. 担当との相性が合わなければ、担当変更や会社変更も選択肢

意外と知られていない事実ですが、東京の賃貸物件は基本的にどの仲介会社でも同じデータベースから紹介できます。つまり、同じ物件は、どの仲介会社でも扱えるのが基本です。

だからこそ、

  • 担当の接客対応に違和感がある
  • 確認や交渉のスピード感が遅い
  • 質問への回答が曖昧

 

こういった不安があれば、早いタイミングで担当変更(もしくは会社変更)を検討するのも、合理的な判断です。「途中で変えるのは申し訳ない」と感じる必要はありません。

部屋探しは、人生のフェーズが変わる節目の大事な意思決定。気持ちよく相談できる担当と一緒に進めることが、結果的に良い物件選びにつながります。


内見チェックリスト早見表(保存・印刷推奨)

ここまでご紹介した20項目を、当日持参できるよう一覧にまとめました。スマホに保存、もしくは印刷して内見当日にお使いください。

カテゴリ#項目確認の目安
持ち物1メジャー(3m以上)家具・カーテン採寸用
持ち物2スマホ+方位磁針アプリ記録撮影+方角確認
持ち物3物件図面気付き点を書き込み用
持ち物4スリッパ素足NG物件もあり
持ち物5筆記用具その場でメモ
持ち物6A4ファイル・バッグ書類持ち帰り用
持ち物7動きやすい服装+フラットな靴しゃがむ・歩く動作多め
室内8採光・窓の方角・日当たり時間帯方位磁針+担当に質問
室内9通風(窓の対面・窓の数)対角線上に2窓あるか
室内10コンセントの数と位置図面に書き込み
室内11携帯電波・Wi-Fi電波各部屋でアンテナ確認
室内12水圧(蛇口・シャワー)実際に出してみる
室内13排水・下水のニオイ排水口に近づいて確認
室内14収納サイズ幅・奥行・高さ実測
室内15床の傾きビー玉/水平器アプリ
室内16騒音(窓開閉差)両方の状態で確認
室内17既存設備の動作確認給湯器・エアコン等
共用部・周辺18ゴミ置き場の清潔度・ルール管理状態の判断材料
共用部・周辺19メールボックス・宅配ボックス・掲示板住民層・管理ルール
共用部・周辺20駐輪場・夜の街灯・周辺治安夜間の状況も確認

 


まとめ:内見の質を決めるのは、当日ではなく事前準備

内見当日、限られた時間で物件の良し悪しを判断するのは、実はかなり難しい作業です。
だからこそ、事前にチェックリストを準備しておくことの価値は大きい。

本記事の20項目をベースに、自分の生活で重視するポイントを加えてカスタマイズしてみてください。

  • 在宅ワークが多い → 電波・コンセント・採光を最優先
  • 料理派 → 水圧・排水・キッチン動線を重点確認
  • 自転車通勤 → 駐輪場の空き・サイズを必ずチェック
  • 夜遅い帰宅が多い → 駅からの夜道・治安を別途確認

 

そして「プロからの正直な3つの話」も、内見当日のあなたの判断を助けてくれるはずです。

「物件選びは8割、内見前の準備で決まる」──準備したぶんだけ、後悔のない選択につながります。


ご相談は、あなたのペースで。

nodomaruは、急がせたり、微妙な物件を押し売りしたり、「今決めないと」と焦らせることを絶対にしません。

だから、

  • 中央区エリアの物件を、信頼できる担当と一緒に内見してみたい
  • 内見前の準備や、確認すべきポイントを直接相談したい
  • 東京の賃貸事情について、押し売りされない形で情報収集したい
  • まだ本気で探していないけれど、住みたい街の候補を一緒に整理したい

 

そんな段階のご相談こそ、歓迎しています。

単なる物件紹介ではなく、あなたの人生のフェーズに合わせた最適な「拠点」を一緒に見つけましょう。

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株式会社nodomaru(のどまる)