【別れやすい!?】同棲カップル要注意!1LDKでおすすめしない間取り4選|プロが教える失敗しない部屋選び

 

「いよいよ二人での新生活が始まる!」そんな希望に満ちたカップルから、最もよく聞くリクエストが**「1LDKで40平米以上が理想」**という言葉です。

しかし不動産のプロとして多くの同棲カップルをサポートしてきた経験から言うと、同じ1LDKでも間取りによって住み心地は天と地の差があります。

2024年の調査によると、同棲で1LDKを選ぶ割合は約18.6%で2番目に人気の間取りですが、その中で約30%のカップルが「こんなはずじゃなかった」と後悔しているのが現実です。

この記事では、同棲生活を快適にするために絶対に避けるべき1LDK間取り5選と、失敗しない部屋選びのポイントを詳しく解説します。


同棲の1LDK選びで後悔する人が急増

同棲で失敗しやすい間取り

同棲カップルの間取り選択データ(2024年)

間取り選択率満足度主な不満点
1LDK18.6%65%プライベート空間不足
2DK25.3%78%リビングの狭さ
2LDK31.2%85%家賃の高さ
1DK12.4%58%収納不足

1LDK同棲で多い失敗パターン

  1. 家具配置の失敗:理想の家具が置けない
  2. 生活動線の問題:お互いの行動が干渉する
  3. 収納不足:二人分の荷物が入らない
  4. プライベート確保困難:一人の時間が作れない

おすすめしない間取り①:正方形リビングの1LDK

なぜ正方形リビングは危険?

家具配置の制約が大きすぎるからです。多くのカップルが理想とする「ダイニングテーブル+ソファセット」の配置が極めて困難になります。

具体的な問題点

中途半端な中央スペース

  • ソファとダイニングテーブルが中途半端に干渉
  • どちらも満足に使えない配置になる
  • 部屋全体が窮屈な印象に

動線の悪化

  • 家具同士の間が狭くなる
  • 二人が同時に動くとぶつかる
  • 掃除がしにくい配置になる

推奨代替案

長方形リビングを選ぶ

  • 窓側:ソファ+テレビのくつろぎエリア
  • キッチン側:ダイニングテーブルの食事エリア
  • 明確なゾーン分けが可能

おすすめしない間取り②:寝室への通路が狭い1LDK

通路幅の重要性

最低80cm、理想は100cm以上の通路幅が必要です。

狭い通路が引き起こす問題

日常的なストレス

  • 二人がすれ違う際に体を横にする必要
  • 洗濯物を持った状態で通るのが困難
  • 大型家具の搬入・搬出が不可能

緊急時のリスク

  • 避難経路としての機能不足
  • 体調不良時の移動が困難

内見時のチェックポイント

  1. 実際に二人で歩いてみる
  2. 家具配置後の通路幅をシミュレーション
  3. 大型荷物の搬入ルートを確認

おすすめしない間取り③:収納が極端に少ない1LDK

 

二人暮らしに必要な収納量

一人暮らしの1.8倍以上の収納が必要とされています。

収納不足が招く問題

居住空間の圧迫

  • クローゼットに入りきらない衣類が部屋に溢れる
  • 季節用品の置き場所がない
  • 共用物(掃除用具、非常用品等)の保管場所不足

関係性への悪影響

  • どちらかが整理整頓を怠ると部屋が散らかる
  • 物の管理でストレス・喧嘩の原因に

必要収納の目安

用途必要量備考
衣類収納幅180cm以上クローゼット+チェスト
寝具収納0.5畳分来客用布団等
共用収納0.3畳分掃除用具・非常用品
趣味用品各自0.2畳分個人の趣味用品

おすすめしない間取り④:窓が1面のみの1LDK

採光・通風の重要性

二人が長時間過ごす空間だからこそ、自然光と風通しは必須条件です。

1面採光の深刻な問題

健康面への影響

  • 日中でも照明が必要で電気代アップ
  • 湿気がこもりやすくカビ・ダニの温床に
  • 日照不足による体調不良のリスク

居住環境の悪化

  • 洗濯物が乾かない
  • 料理のニオイや湿気がこもる
  • 圧迫感・閉塞感でストレス増加

理想的な採光パターン

  • 2面採光:リビングと寝室それぞれに窓
  • 角住戸:二方向からの光と風
  • 上層階:周辺建物の影響を受けにくい

同棲成功のための間取り選び3原則

原則1:生活動線を最優先に考える

朝の動線をシミュレーション

  1. 寝室から洗面所への移動
  2. キッチンでの朝食準備
  3. リビングでの朝食・支度
  4. 玄関への移動

夜の動線をチェック

  1. 帰宅後のリビングでのくつろぎ
  2. キッチンでの夕食準備・片付け
  3. 入浴後の移動
  4. 寝室への移動

原則2:プライベート空間の確保

一人時間の重要性 同棲成功の秘訣は「適度な距離感」です。以下の工夫で個人空間を確保しましょう。

  • 寝室を多用途に:読書・勉強スペースとして活用
  • 時間差利用:リビングを時間で使い分け
  • 個人用家具:それぞれの専用スペース作り

原則3:将来の変化を見据えた選択

ライフステージの変化対応

  • 在宅勤務:ワークスペース確保の可能性
  • 趣味の拡大:楽器・スポーツ用品等の収納
  • 来客対応:友人・家族が泊まれる空間

段階的住み替え戦略

  1. 第1段階:1LDK(35-45平米)で同棲開始
  2. 第2段階:結婚・収入増加で2LDKへ
  3. 第3段階:子育て期は3LDK以上へ

まとめ:理想の同棲生活は間取り選びから始まる

同棲での1LDK選びは、単に「広さ」だけでなく間取りの形・機能性・将来性を総合的に判断することが重要です。

避けるべき1LDK間取り5選

  1. 正方形リビング:家具配置の制約大
  2. 独立性のないキッチン:生活音・ニオイ問題
  3. 狭い通路:日常的ストレス・緊急時リスク
  4. 収納不足:居住空間の圧迫・関係性悪化
  5. 1面採光のみ:健康面・居住環境の悪化

成功の3原則

  • 生活動線を最優先に考える
  • プライベート空間を確保する
  • 将来の変化を見据えた選択をする

私たち株式会社nodomaruでは、お二人の理想のライフスタイルをじっくりとヒアリングし、本当に快適に暮らせる間取りをご提案いたします。

「40平米以上が理想」と考えていた方も、実際には36-37平米の機能的な1LDKで十分理想の生活を実現できるケースが多数あります。

同棲生活を成功させる住まい選びは、ぜひプロにお任せください。お二人の新しい門出を、心を込めてサポートいたします。

『縁ある人にのどかな人生を』 株式会社nodomaru